「あ、これ・・・ よく分かったね。 私が飲みたいもの。」 渡されたのは 私が好きな 『苺みるく・オレ』 だった。 「だって美織、 中学んときずっと ソレ好きだったじゃん。」 「覚えてたの?」 「当たり前ッ。」 奏多はそう言って 二ッと笑った。 そんな小さなコト、 奏多は覚えててくれたんだ。 そーゆうのって やっぱ、嬉しい。