「ねぇ、
 どうして桜木君は
 お母さんと知り合いなの?」



私はベッドからおりて
立ち上がると、
桜木君に聞いた。



「・・・俺の母さんと
 佐々木の母さん、
 中学からの親友らしい。」


「えっ!?」



親友だったって・・・




「私、そんなの
 聞いたことないよ!?」


「俺は、知ってた。」

「えっ、知ってたの?」



桜木君と
関わることなんて
ないと思ってたし、
私と繋がりがないのかなーなんて
考えたこともなかった。

でも、桜木君のお母さんと
私のお母さんはとても仲が良くて

そして・・・



桜木君もそのことを
知ってた。



・・・なんか
変な感じ。