キレイで白い肌、 すっと高い鼻、 長いまつげ。 寝顔までカッコイイとか 言うことなしじゃんっ。 静かな空間。 蝉の鳴き声より、 今は私の心臓の音のほうが うるさかった。 涼しいはずなのに、 顔が熱い。 変な感覚のなか、 私は桜木を見つめていた。