「こ、これ・・・どうぞ」 私はジェラルド先生に濡らしたハンカチを渡した。 「ありがとう・・・」 先生も気まずそうに私からハンカチをとり、それを赤い頬に当てた すると、先生が口を開いた 「キミも・・・・早く、あきらめてくれ・・・」 「へ・・・・?」 あきらめてくれって・・・もしかして・・・ 好きでいることを・・・? ジェラルド先生は、俯いて、顔を見えないようにして言った