「あの3人が一緒なら大丈夫だと思うよ。」


「じゃあ、行こうか!!」


「お待ちください。」


立ちかけた愛李栖を郁が座らせた。


「何か変です。」


「何かって何?」


愛李栖が言った途端、郁のケータイが鳴った。


「失礼。」


郁が電話似出ると暉が切羽詰まった声で


「奴らが攻めてきた。郁はお嬢さまたちと逃げてくれ!!」


そう言うと電話を切った。