「刃物を向けられたら無理矢理にでもその場を離れろ。あいつの第2人格は誰か大切な人が切られるとキレるから。」


玲は窓の外を見ながら言った。


「玲、さっきから何見てるんだ?」


「侵入者。それと兄貴、うちの警備員、鍛え直したほうがいいよ。」


玲が言い終わるのと同時に警報が鳴り響いた。