サングラスをかけた男―真目聖夜（まなめのえる）はサングラスをとった。


すると廉と優は


「どうもお久しぶりですね、聖夜さん。」


「最近、パーティーにも来ないから心配したよん。」


「それは悪かったね。さて、そっちの２人も…わかってるみたいだね。」


聖夜は笑うと


「これからきみたちが混乱することを言おう。」


聖夜は龍の前に座っている女の人を指差した。


「こっちが真目水月。Jewelry Roseのオーナーだ。」


そして窓際で申し訳なさそうな顔をした水月と呼ばれていた人を指差した。


「で、あれが真目玲（まなめれい）。」


水月と呼ばれていた玲は


「あー、ごめん。」


「あれ？みんなー、大丈夫？」


聖夜は涼を除く５人の前で手を振ったが、誰も反応せず、呆然としていた。