財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~

「龍!店は?」


「俺と姫、午後担当だからぶらぶらしてていいってさ。」


「ホントに!うち、文化祭って初めてだからすごくうれしい。」


美利亜は音符がつきそうなくらいご機嫌で言った。


「まじっ?じゃあ今日は姫の回りたいとこ行かなきゃな。」


龍はそう言うと美利亜のカバンをさりげなく奪い


「何がしたい?」


そう聞いた。


「う~ん。何か食べたい。何も食べて来なかったから。」


「じゃあ、ここで待ってて。すぐ戻るから。」


龍はそう言うと足早に立ち去った。


龍が行ってからすぐに美利亜は昨日、襲ってきた3人と出会ってしまった。


「あっ!」



美利亜の脳裏に昨日のことがよみがえってきた。


3人が近づいて来たので美利亜は後ろに下がろうとして気がついた。