そう言って席に着いた。


「ん?ここにいるじゃん。」


「あんたのせいで怒られたんだから少しは反省しろ!」


席に座った龍の頭を勢いよく下げ、ゴンッ。


机にぶつけた。


「いってぇ。」


龍が顔を上げたのと同時に


「それでは恒例のビンゴくじ大会を始めたいと思います。」


美利亜は疑問に思い、龍に聞こうとしたら珍しく龍のほうから説明した。


「ビンゴくじっつーのは0から100までの数字が入ってて、引いた数字によってノルマ金額と費用が決まるんだよ。」


説明の途中で前から


「げっ。1だ。」


「ちょっ、5000円でどうやって準備すんの?」


「1だと1万円なのね。」


「そういうこと。まぁ、大きい数字引けば引くほど大変ってこと。くじ運が必要なのさ。」