「…………か、えで」
「おはよ、亮」
私じゃなくて亮に挨拶をする楓。
………よく分かんないよ……。
「柚、休み時間話してきな」
「うん………」
女子と………楓に
どうやって声をかけようか
考えていると、教室についた。
「おはよ~」
「え………?」
少しギャルっぽい女の子が
話しかけてきてくれた。
「あ、あの、おはようございます」
「タメでいいよ?
あたし、永井 彩音、
通称アヤ。よろしくね~」
「あ、うん……!私も柚でいいよ!」
声をかけてくれた女の子、
永井 彩音ちゃん。
明るい子だということがわかった。