最初で最後の恋





後から聞けば、


祖父母はおばさんにも
そう言っていた、


と楓は言う。






でも楓は毎日の様に来てくれていた。



「あのさ……」


「どうしたの楓。」





「僕、柚の事、好き!!」





「…………え?」





いとこからの大胆告白。




さすがに驚きを
隠せずにはいられなかった。







楓は………好き。





「うん私も好きだよ?」



「ほんと!?嬉しい!!」




小さい頃の私達は…………



ここまでだったはず。