そんなことを、つい、
実くんに言ってしまった。
「っあ、ごめん、なさい…
迷惑、だったよね……。」
「ううん全然。」
ちなみに実くんは
亮と同じサッカー部で、
そのサッカー試合で
足を骨折したらしい。
「柚ちゃんは信用してない」
「…何を………?」
「医者と自分、いや全部」
「なっ………」
結構失礼な感じ…
「99.9%無理だとしても
その0.1%を、信じようよ、
いや、信じ続けようよ」
「信じ、続ける……」
「亮に対する恋も同じ」
「そっか…
ありがと実くん、
じゃこれで……」
「またね」
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