「じゃあ、希恵に報告が第一だねっ!!」 ふと辺りを見渡す。 颯真の話を聞いて、だいぶ時間が経ってたらしい… 足音もなければ人影もない。 「今なら帰れるね」 「お前、足は平気なのか?」 「うーん…走れはしないけど、歩けそうだからっ!!」 「…そうか」