れんき*






「親父は1番奥の部屋にいる。まだ皆寝てるから静かに入ってくれ」


「………」



誰も起きていない明朝に呼んだんだのか…よっぽどの依頼なんだな。


「俺は酒を取ってくるから、先に行っててくれ」


「酒?」


「あぁ、親父が飲みたいって言うからさ、蔵までとってくる」


そう言うと、息子は去っていった


「朝から酒とは…」


それを見送ると屋敷に入る