「なっ…なっ…」 「落ち着け。さっきからお前は落ち着きが足りない」 落ち着きが足りないって… 追われてるのに落ち着いてた、あんたが凄いわっ!! 一度深呼吸をする 「…で?なんであたしの名前を?」 「ただ耳に入っただけだ。好奇心旺盛で見知らぬ人にも声をかける、神楽屋で働いてる…とな」 「神楽屋…」 「バケツに書いてあるぞ」 青年はバケツを指差す