「キャーーーッ!!」


朝早くから
神楽屋に声が響く


「どうしたのっ琴音っ!?」


叫びを聞いた1人の女性が部屋に入ってきた


「希恵…あたし…」


「どうしたのっ!?」


「1人で起きれたっ!!」


腰まである黒い髪
パッチリ二重の大きな瞳


どこか愛らしさがある少女は
嬉しそうに、はしゃいでいた。

「…は?」