【完】優しい君の存在。



「な、泣かないでよ富竹さん…」

困った声で陸くんが言う。
だって信じられなくて…
約1年。ずっとわたしの片想いだと思ってたから。


「泣いてるとこで悪いんだけど返事きかせてくれるかな?」

優しい声で言う。

「はいに決まってるよ…」