【完】優しい君の存在。



放課後。

ほとんどの生徒が部活に行ったり帰るのを確認して、わたしは2階渡り廊下へ向かった。


少し重たい扉をあけると、広く長い渡り廊下へ出た。


まだ差出人は来てないみたい。

ここからの景色はすごくきれい。

写真を撮ろうとケータイを出そうとしたとき、

「富竹さん」