「ゆう…」

そう呟いて手を握ると
ゆうは目を覚ました。

「龍…」

「ゆう…俺…ごめん…
由花から全部聞いたんだ…
本当に今まで…ごめんな」

「龍…私、
龍が他の女の子とキスした時
とても悲しかった…」

「うん…」

「龍が他の女の子と
…その、えっちしてる時なんか
ホラ、こんな風に倒れちゃった…」

「っ!…うん」

「それほどね?…龍は私にとって
すごい大きい存在なんだ…」

「うん…」