「悪いな、手伝ってもらって…」 今、俺の部屋でジュエリーの雑誌を何冊か広げて覗き込んでいる。 俺は親父に言われて、霞澄のアクセサリー選びを手伝っている。 って言っても、似合うか似合わないかを言っているだけだが… 霞澄は初めて会った時に着ていたスウェットを着ていて、なんだか変な感じがした。 あの時は冷たく追い払われてしまったのに、今は一緒に一冊の雑誌を見ている。 くすぐったい様な、可笑しな感覚。 それにクスリと笑うと、霞澄は不審な物を見るような目で見てきたが、何も訊かなかった。