そんな未緒さんが初めて惚れた女だ。 女好きの維十じゃなくても知りたいし、見てみたいと思う。 その時、タイミングを測ったかのように、オヤジ達の相手をしていた女が、こちらに近づいて来た。 「オーナー、お帰りです。お願いします。」 「はい、わかりました。」 未緒さんの表情が普段よりも柔らかくなったのがわかった。 「「あっ!!」」 急に大声をあげた海と希波矢に驚いて、慌ててそちらに目を向けると、バイトの女が立っていた。 あの日の、町で声をかけた、美人の女。