「み、帝……!」 「んー?」 怒られるかな、と思ってニヤニヤしてたらまさかの展開になった。 ほんのり顔を赤くした玲香が、こう言った。 「そっちじゃなくてこっちでしょ?」 唇にキスされた。 「えへへ~帝の唇奪っちゃった!」 ヤンチャな笑顔を見せる玲香。 ああ、こいつ。 どんだけ俺をドキドキさせたら気がすむわけ? ある夏の暑い日。 俺たちは溶けたアイスのように、べったりとくっついていた。