君は“えむ”彼氏!?



玲香はただ無言で、頷いた。


「あー…悪いな、うまく説明できなくて。けど高校入ってからは女と全然付き合ってねぇから。俺は女好きじゃねぇから!誤解すんなよ」


相変わらず無言の玲香。


そりゃそうだよな。
女遊びヒドかったとか聞いたら普通引くわ。


「ごめんな、れい…」


すると玲香は今にも泣きそうになっていた。


「!?玲香!どうした!?」

「……っ」

「ごめんな!!ごめん!!俺最低だよな……ほんとにごめん!!」

「ち…ちがう…よ」


玲香は潤んだ瞳で俺を見上げた。


「あたしの方こそっ…ごめんなさい…!帝のことなんにも知らなかったくせに、ヒドいことたくさん言っちゃって…」

「…それはもういいって」


俺はニコリと笑い、玲香の目尻の涙を拭った。


「え……?」

「玲香、ありがと。そういうところが好きだよ」

「……っ!?」


カアッと顔を赤らめた玲香。


「むしろありがとな。ヒドいこと言ってくれて。殴ってくれて。目が覚めたよ、俺」

「あはは。変な意味に聞こえるよ」

「……あっ」



クスクスと笑う玲香がどうしようもなく可愛い。


思わず頬にキスをした。