君は“えむ”彼氏!?



そう聞くと玲香はジワァッと目を潤ませた。


「み…帝が……」

「俺が?」

「……うっ、帝のばかぁ!!」

「いてっ!」


なぜか頭を叩かれた。


「な…なにが!?なんで俺がバカ呼ばわり?」

「ぐすっ…帝も、胸は大きい方がいいの……?」

「は?」

「だって、あの人すごい胸大きかったじゃん!」


……柏木のことか。


「ふんっ!どうせあたしは小さいですよ!帝のばーか!ばーかばーか!!」


プイッとそっぽを向いてしまった玲香。
俺はどうしていいか分からず、肩を揺すってみる。


「玲香、勝手に話進めんなよ。俺は別に…」

「見たでしょ」


ジロッとこちらを睨む。


「えっ?」

「あの人の胸。ボタン外してるところ見たんだから」

「いや、見たっつーか…あっちが見せてきたから……まあチラッと」

「ほらぁぁぁぁぁぁ!!なんなの!?」

「なんなのって…しょうがねぇだろ」

「しかも触ったでしょ!?」

「ああ…まあ」

「ええええええ!?ほ、ほんとにぃ!!?」

「あっ!!お前今カマかけたろ!!セコイぞ!」

「ううっ…帝のムッツリ!もう知らない!!」

「おい!待て!!」


逃走しようとした玲香を捕まえる。
後ろから抱きしめると俺の腕の中にちょうどよくおさまった。