「えへ、桐沢の体って逞しいね!」
俺を上目遣いで見上げニッコリと笑う柏木。
念のため、一応聞いてみる。
「胸、当たってるぞ」
「ワザとに決まってるじゃ~ん!」
……清々しい奴だ。
「そろそろ俺を呼び出した理由聞かせろよ」
「ん~、こうやってイチャイチャするためかな?」
「…………」
アホか。
「付き合ってられねぇ。帰るわ」
柏木を引き剥がした。
すると慌てて服のすそを掴んでくる。
「ちょ、ちょっと待って!冗談だからぁ」
「……はぁ。じゃあなんだよ」
「あたしと付き合って!!」
予想はしていたこの台詞。
「無理」
「……へ?即答!?」
「俺彼女いるから」
「知ってる!」
「…ああ?じゃあなんで……」
すると柏木はいきなり自分のブラウスのボタンをプチっと外し始めた。
「おい!ここグラウンド…」
「大丈夫。木があるからグラウンドからは見えないよ」
「そういう問題じゃねぇだろ!」
もう少しで下着が見える、というところで柏木の腕を取った。
「いい加減にしろ!どういうつもりだてめぇ!!」
「…彼女になれないんならそれでもいいよ」
すると俺の腕をグイッと引っ張り自分の胸に押しつけた。
「あたしはこういう関係でも……いいよ?」
こいつ……
「……柏木が言ってんのはセフレかよ」
「桐沢を気持ちよくさせる自信あるからね、あたし」
