君は“えむ”彼氏!?








「なにやらすんだぁぁぁぁぁ!!」

「ゴハァッ!」


休み時間に入り、さっそく悠斗を殴り飛ばした。


「イテテ…いや、見てたけどいい感じだったよ?」

「どこがだよ!!」

「だってさぁ、俺は『適当に帝にイチャモンつけてアイスティー押しつけろ』って言っただけなのに、玲香ちゃんけっこうノリノリだったような気が…」

「帝、可哀想でしょ!?さっきチラッと見たら目がウルウルしてたよ!!」

「え、俺のせい?」

「帝泣いて……」

「そういうことね」

「っ!?」


振り返ると腕組みをした帝が立っていた。


「み…帝。あの……ごめんなさ…」

「おかしいと思ったんだよ。優しい玲香がいきなりあんなこと言うなんて」

「や、だからさ、俺はちょっと指示を出しただけで…」

「あと、玲香」


ギュッと腕を掴まれた。
あの時みたいに帝の手は熱かった。

な…なに?


「さっき悠斗のこと殴ったろ」

「うん」




「もうあんなことすんなよ。玲香の手は俺だけを殴ってりゃいいんだ」





空気が凍りついた。




「……帝」

「ん?」


「キモイ!!」


ゴツッ!!


「ゴフッ!」