君は“えむ”彼氏!?



「……それで?それだけかよ?」


口調は相変わらず生意気なんだけど……。

瞳がやたらキラキラしてる。
顔が微妙に笑っている。


……あたしは真剣に怒ってるのに、こいつ……!



「……帝!!」

「っ!?」

「たまにはパシられなさい」

「……え?」

「アイスティー買ってきて」

「や、アイスティーって外の自販機でしか売ってな……」

「ダッシュ!!」

「は、はいっ!!」


慌てて財布を持って出て行った帝。

は~……スッキリした。
少しは痛い目に遭わないとね。
悠斗は頼まれたらいつも買いに行っちゃってるから、あたしは厳しくしないと。

すると悠斗がニコニコしながらやってきた。


「玲香ちゃん、すごいハッキリ言ったね!」

「そうでしょ!」

「うん!百点満点で言ったら0点!!」

「えっ!?」


な……なんで!?


「むしろワザとやってんの?ってくらいダメダメだったから、マイナス五十点くらいかな?」

「だって、あんな風に言われたら普通怒るでしょ!?」

「……あ~……そっか。玲香ちゃんにまだ教えてなかったね」

「なにを?」

「……とりあえず、あいつが帰ってきたらこうしてみて」