無反応か。やっぱり疲れて寝てるのかなあ…。


しばらくそんな彼を見つめ、なんとなく彼に触れたくなった。



手を恐る恐る伸ばし、髪に触れようとした。




「んっ…」


ビクっ……!

麗太くんが起きようとしたことに驚きすぎて、反射的にその場から離れようとした。



すると私の体が近くの棚にぶつかり、頭上から何かが落ちそうになった。