「今まで苦しかったね独りで辛い日々を送りましたね」虐めに苦しんで涙を流す少女に優しく語り掛ける、「大丈夫、貴女は独りじゃありません」 「お早うございます!」「お早うはいいが今日も遅刻だなぁ香坂」クラスの皆から笑われている私は香坂更紗、一見は唯の高三だけど私は人間じゃない満月のを光司る妖精。私の使命は人の心に渦巻く闇の心を癒してあげる事。「あんたは飽きないね遅刻常習犯じゃん」呆れて話す彼女は親友の由香里彼女と親友になれたのは最近・・・「何で?何で私を裏切ったの?」涙を流しながら彼氏の写真を破く。「大好きな人から裏切られたら辛いですよね・・・大丈夫です貴女はとても素敵な女性です」 癒された彼女は徐々に明るさを取り戻して笑顔が一層輝いていた。「更紗が居たから立ち直れたんだよね私さ、更紗に感謝してる」少し照れながら話す彼女。「まさか妖精だとは思わなかったけどね」私はハハハ・・・と苦笑いした、「今夜もお仕事に行かなきゃなの?」私はうんと頷く。私がこうしている間にも心を痛めて苦しんでいる人が居るから・・・「更紗に救われて感謝してる人は沢山いるよ」ニッコリ笑う由香里。私は強くうんと頷いて道を二人で進んで行く。