大好きでした。……忘れたい恋。短編






それから数日、何気ない日々が幸せだった。



お家でゴロゴロするのが私たちの過ごし方。




透の横で、一緒に寝る。




透は思った以上に甘えん坊さんだった。



学校帰りにそのまま寄ると、寝っ転がって、布団をめくって、



「咲」



私の名前を呼んで、自分の横をポンポン叩く。