彼を振り向かせる方法


「あっちは行くって言ってんだから、別にいいだろ。」


「それに、お前さっきいいって言っただろ?」

こう言うときの叶多は強い。俺でも言い返すことが出来ない。



「………。分かったよ。」


「じゃあ、詳しくは後で連絡するから。よろしくな」

そう言い残すと、俺に背中を向けて入り口のところまで、歩いていった。

「ようやく寝れるな。」

俺が呟いたら、叶多がいきなりこっちに振り向き、

「授業には、ちゃんと出ろよ。」


と、言い残して行った。