「……晴紀、席替わって」 「あ、おう」 海都が私の隣に座る 「みりい」 海都が隣にいるだけで、落ち着くのはどうしてだろう 驚くほど、安心するのはどうしてだろう 「海都……ふぇ…」 「大丈夫だから。ほら、何食う?」 優しく笑う海都にドキドキするのはどうして? ……その答えを知るのは、すぐ後の事だった