「……お父様」



美弥さんはマイクを持ったまま話始めた



「どうした、美弥?」


「私の誕生日プレゼント、決まったわ」




誕生日…プレゼント?



……ま、まさか




「あの人がいいわ」




そう言って指差した先は




「……は?俺?」




なんと、海都だった!!



やっぱりっ!!



「おお、美弥が男を気に入るなんて珍しいな。よし、そこのイケメンくん来てくれるか?」



ちょ、ちょっと待って!!




海都は私の彼氏だよ!?




海都も困った顔をしている



「か、海都ぉ…」

「みりい、ちょっと行ってくる。大丈夫だから、心配すんな」



泣きそうな私の頭を撫でると、海都はステージに向かった