男嫌いのプリンセス




「な、なんでもないよっ…それより、早く行こう?」




私は海都の腕を引っ張り、教室から出た




「か、海都…さっきの話し、聞こえてた?」


「ん?なんの話し?」




良かったー…

海都にも聞こえてなかった





「ううん、こっちの話し!!ね、どこ行く?」



「んー…どこでも」





どこでもって…


一番困るパターンだよ




「じゃ、ゲーセン行く?」

「そうするか」



晴紀くんの提案で、ゲームセンターに行くことに




「……うおーーっ!!海都、もう一回!!」


「お前弱いんだもん」


「そんなこと言わないでさ!な?」




海都と晴紀くんはカートゲームで勝負中


これが見てて面白いんだ

漫才みたいで




「みりい、太鼓の達人やろ!」

「うんっ」



こうして時間は過ぎていき、気づいたらもう夕方



「なぁ、ファミレス行くか?」



海都の提案に私達は賛同した



そのファミレスに行く途中