男嫌いのプリンセス




「でも…高原、我慢してるかもね」


「我慢?」


「うん。エッチしたいけど、我慢してるんだよ、きっと。みりいのこと、大切にしたいから」




我慢、させてるのかな…?



だったら…



「私、別に海都なら…「お待たせ~」



突然聞こえた声に振り向くと、晴紀くんがヒラヒラと手を振っていた


その後ろには、ズボンのポケットに手を入れて立っていた




き、聞かれてたかな…今の…




そう思ったけど



「何話してたのー?」



という晴紀くんの言葉にホッとした