「海都くん、どんどん食べなさいっ」


「あ、はい。ありがとうございます」




俺の目の前には、凄く豪華な料理が並んでいる


多くの人で賑わっているそこは、金持ちのパーティーそのもの



その多くの人達が、俺の座るテーブルに食べ物を置いていく



なぜこんなことになっているかというと…


それは3時間前にさかのぼる




――――――――――……




俺とみりいは、みりいの両親に付き合い始めた事を話した




その話を聞いたおじさんが、お祝いしなくてはとはしゃぎ始め


おばさんがみんなを呼んでパーティーね


と言い出した




その結果、こうして吉野財閥と交流の深い複数のグループ財閥がパーティーに参加してるって訳だ



つまりこのパーティーは、俺とみりいをお祝いする為だけのパーティー



金持ちのやる事は分かんねぇな…