「だ、大丈夫だよ、日向ちゃん!も、揉めば大きくなるって聞くよ!」 「ヒメ…案外大胆な発言すんだね…」 あたしがそう言うと かぁぁあ、と赤くなって黙り込むヒメ。 「俺が揉めば2倍になるぜ!」 佐野先輩にキッと睨みつけたあたし。 最悪な気分だ…。 デリカシーのカケラもない。 やっぱり先輩なんか大嫌いだ。 「日向…」 「ふんっ」 「葉山先輩、今はそっとしてた方がいいかと…」 「私も同感」 あたしは黙って部屋に戻った。 こんなゲームもう付き合ってらんない。