まぁどっちにしろ、あたしは自分のことを
あまり人に話さないから
二人ともたいして答えれないと思うけど…。

「それでは、第一問!」

母さんがそういってゴクッ…と唾を飲む先輩方。

気合い入ってんな~。

「ズバリ、日向の身長は何センチでしょーう!?」

………案外普通の問題で安心した(笑)

これなら何となくでも当たるんじゃないかな?

身長がコンプレックスなあたしには
ちょっと複雑だけど…。

「はい!はーい!」

「はい、康太君」

佐野先輩が当てられ口を開く。


「150センチ!」

自信満々で言った佐野先輩。

150…センチ…。

「ブッブー!」

そう言ったのはお母さんじゃなく
まさかの先輩…。

え、は??


「答えは145センチだよ」

ギクッ…!

そうだろ?と言われあたしは眉を寄せた。

ちょまて、あたし教えたことあったっけ!?

いや、ないって!なぜ知っている…。

「まじで!?」

「ちっちぇな、お前」

佐野先輩すんごいウザいです。