「後ろ向いて。」

『え?』
「だから、後ろ向いて!!」

『は、はい』
「あっ!クシとゴムある?」
『はい。』
「貸して。」


えぇ?どういう状況!?
いきなり、手引っ張って、連れてこられたケド…

「どうして、髪の毛いきなり、ちぎるかな?」
『すいません。』
会ってすぐの人に、私は意味もわからずなんで誤ってんだろ?
「髪は女の命っていうだろ!!」
「こんな綺麗な髪なのに。」

うわ、凄い照れる。
こんなこと言われたの初めてなんだけど。。

「よし、出来た!!」
「クシ、ありがとなッ!」

『えっ。スゴッ!!凄いかわいいじゃん!!』
髪は、サイドが編み込まれてて、ポニーテールにされていた。

『ありがとう!!』
「どういたしまして。じゃ、俺は入学式始まるから行くな。」