男「と、とにかくだ」

女「うん」

男「お前は何てコクったんだ?」

女「えっ…と、」

男「うん」

女「―…っだめだよこんなとこで言えない恥ずかしいし!」

男「ほう…今さら恥じらい乙女アピールですか?」ヒリヒリ

女「ちがっ…!…うん、ごめん、殴ったのはごめん、グーで強く。」

男「せめて平手打ちにしてほしかったんですが」

女「うん、それ無理」

男「」イラァ

女「それよりね」

男「…はい」

女「教室だったの。」

男「…はい?」

女「こ、コクった場所。」

男「ああ…うん、それで?」

女「放課後じゃん、誰もいないじゃん、」

男「そうとも限らな…」

女「そうだったの!!」

男「あ、はいスイマセン」

女「…で、アイツにはあらかじめメールで教室に居てって言ってたから、まあ二人きりになるじゃん」

男「はぁ」

女「で、ね…」

男「む…」ゴクリ

女「普通に、わ、私を彼女にして…ください、って…」

男「言ったわけですか」

女「言ったわけですよ」

男「うん、いいんじゃね?」

女「でもね…でも、ねっ…」グスングスン

男「えっちょっおまっ」アセアセ

女「好きでもないっ…ヒック…女を彼女にはできない、って…ヒック…言われてっ…」グスンズビズビ

男「………」