『私さっ。協力するよっ。ずっと一緒にいたいから生活費を少しだけだけど入れるからその分借金に回してよ。』


「それをさせたくないからオレはお前には言えなかったんだよ。家にも金入れてるのに迷惑かけられないよ」


『だから私がココに住ませてもらうお金として受け取ってくれればいいよ。私が借金を払うっていうのは気を使うだろうから。ねっそうしょうっ」

まぁさんは返事をしなかったけどもうそうするしかない。


借金が返済できたら結婚を考えるようにしたいから、それまでお互い頑張るしかない。


莉亜はその1ヶ月後に高校からお世話になった知り合いのパブを辞めた。

ママには自分の子供の様に可愛がってもらってすごく感謝してる。


敬子さんや充子先輩にもすごく色々教えてもらった。いろんな人との出会いで莉亜は頑張ってこれたと思ってる。辞めるのは惜しみないけど生活していくためには仕方ない。


莉亜の従兄弟が繁華街にクラブを出す。そこでこれから週5回ほぼ毎日バイトをすることになった。

クラブはパブやスナックより時給もいいし、指名制だから指名料や同伴料、全てが好都合だった。

また新しい生活が始まる。