『ごちそうさまでした。すんごぃおいしかったです!』

「うまかったねぇ。喜んでくれてよかった。」


「っていうか莉亜ちゃんさっ、笑ってた方がかわいいよ。なんかいつも疲れた顔してるからちょっと心配だったんだよ・・・」

『えっ?そんな顔してる私?』


まぁさんに見破られたか?確かに毎日疲れてバイトにいくのもすごく嫌だった。疲れてるときって人の話聞くのが辛い。


しかも客は酔っぱらってるし、何回も同じ事言うし本当に疲れていた。

「オレ何にも莉亜ちゃんの事知らないけどオレでよかったら何でも言ってよね」
なんだかまぁさんの言葉が素直に嬉しかった。


親にも心配かけたくないし、二人の姉も弱音ひとつ言わないで頑張っていたし、自分だけ弱音をはくことできないってちょっと意地張りすぎて疲れてた。


誰にもこんなこと言う人いないし、強がってたのかも知れない。


本当は強くもないのに強がってたのが疲れた。

『ありがとう。すごく慰められた気持ちだよ・・・』

その後少しまぁさんに家の事情や学生時代のことを話した。

聞いてくれるだけで凄く嬉しかった。

そしたらまぁさんは
「何だか似てるねっ」