バスに乗って祐也の姿が見えなく
なるとすごく寂しくなった

今まで一緒にいたのにまたすぐに
会いたくなる。



しばらくたってから莉亜は海での
事を思い出していた。

・・・麗香。元カノが妹かぁ。


祐也から聞いた今日の話は真実
なのだろうか?本当にドラマの
ような話を信じてもいいの?
ねぇ祐也?私にウソはついて
ないよね?


と心の中で祐也に問いただしてた

-私には何ができるの?-


さっき強く結ばれたばかりの
莉亜にとってやっぱり麗香の
存在に嫉妬してしまう。


こんな事祐也には言えないけど
やっぱり私には麗香と仲良く
なんてできないよ。自信ないよ


嫌いで別れた訳ではない二人の
気持ちってなんか怖いよ。

大好きな祐也を麗香にとられて
しまう気がしてたまらない

まだ会ったこともない麗香の事を
色々考えていたら莉亜は不安な
気持ちでいっぱいだった。

あっという間に家の近くのバス停
に着いていた。家までボーッと
考える。莉亜はこの気持ちを
祐也に言うべきか?言わないで
いるか?迷っていた。


『イエニツイタヨ。キョウハアリガト リア』


祐也にポケベルを入れる。