母と少し話す時間ができた
「りあ?あんた痩せた?」

『元がデブだからちょうどいいんだよ!』

と笑いながら言ったけどこの一年で10キロ痩せた。

元々バレー部だったせいもあってポッチャリ体型だったけど今ではすっかり細身になった。


ご飯も3食食べてるしダイエットをしてる訳ではないけど体重はみるみるうちに落ちていった。


「ご飯ちゃんと食べないとだめだよ。いずれ子供を産むのにそんな体で産めないよ!体は大事にしないと。」

『大丈夫だよ。お肉はたっぷり蓄積してたるし、骨太だから(笑)』


「まぁさんとはうまくやってるの?あっちの管理はちゃんとしなさいよ。自分で自分の体を守らなきゃ、辛い目に合うのは女のアンタだけだからねっ。それだけは忘れないように仲良くしなよ」

母は若い頃東京のクラブでホステスをしていた。昼は西武百貨店で売り子をしてたらしい。


母もきっと若い頃苦労をしたんだろう・・・莉亜がする事に口出しは絶対にしないけど体を守れってずっと言われてきた。


母の言う通り体の関係はしっかりケジメをつけてしないと女が傷つく事になる。

莉亜はいつも頭のどこかでそれを忘れなかった。