うん。確かに・・・私も好きだな、その髪。

「触ってみて、いい?」

「うん。いいよー」

じゃ、遠慮なく。

私は、立っている彼へと近づく。

わ。・・・待って待って!

彼・・・背、高い!

その差が・・・15センチくらい?

私が165センチあるから・・・180センチ!?

・・・ヤバ。

とか思いつつ、彼の髪へと手を伸ばす。

届くけど・・・手がキツい。

「あ。ちょい待ち!」

彼は、私が座っていた椅子に座った。

「こっちの方が、触りやすいでしょ?」