プシュっと、リンゴジュースを開ける。

「あ、そうなんだ。・・・まっ、いいじゃん?」

彼は、コーラを一気飲みした。

「プハー!・・・ぁ。もしかして、あれ?炭酸ダメ系?」

「あ、うん」

彼は、微笑んで呟いた。

「じゃあ、リンゴジュース・・・大正解!?」

そのテンション・・・接し方に困る。

「うん。私、リンゴジュース大好き」

「そっか!良かったぁ」

また、風が吹き抜けた。

彼の髪に、またかかる。

「ねぇ。髪、サラサラだね?」

彼に問いかける。

「え?あ、この髪?俺、この髪好きなんだよねー」