あたしをいじめて何か良いことあるんですか?







声まで震えてるし・・・。





そんな様子に気がついたのか、小田原君の足が止まる。







「・・・泣いてるの?」





「え・・・」






つかまれていない方の手で頬を触ると、温かいものが指先に触れた。





あれっ?




あたし、震えてるだけじゃなくて、泣いてるの?






でも、顔が濡れているのは紛れもなく、涙のせいで。




あたし、泣いてるんだ。




そう自覚したら、もっと涙が出てきた。






「・・・っ、ひっく・・・うぅ、小田原君の・・・ばかぁ・・・ひっく、」




「・・・ごめん」







_________________あぁ、あたし何で泣いてるんだろう。




こんな人に泣き顔なんて見せて。





それぐらい、怖かったんだ。