俺は、ようやく状況を理解した。

「素直じゃねぇなぁ。」

「うるさいわねぇ。」

俺は内心かなり喜んでいた。

「哀奈。俺と付き合って。」

俺ははっきりと伝えた。

「しょーがないから付き合ってあげてもいいわよ。」

哀奈は、自信満々に言った。

「もうちょい素直になれよなぁ(笑)」

「べっ!別にいいでしょっ!」

哀奈は少し顔を赤らめながら背を向けた。

よかったぁー。

かなり安心してるぞ、俺。

教室に戻り、俺はコウにこのことを伝えた。

「コウ。俺、哀奈と付き合うことになったから。」

「マジで言ってんの?!」

コウはかなり驚いていた。