美和side
あの公園の日から1週間がたった。
「じゃあな、美和。」
「うっ うん。」
アタシと拓哉くんは朝、一緒に学校へ来ていた。下駄箱でばいばいして教室に行けばいいのに、わざわざアタシを1年3組(美和のクラス)まで送ってくれる。
ポッーとして手を振りながら拓哉くんを見送った。
「この、幸せ者めっ!」
斜め前の席の夏帆がツンツンした感じで言ってくる。
1週間前は凄い喜んでくれてたの今ではこんな感じに (笑)
「だって幸せだも~んっ」
ついニヤけてしまいながら言った。正直かなりキモかったかも。
「ねぇ、楠木先輩って大津先輩と仲良いじゃん?なんとか言って4人で遊べたりなんないの~?」
ぐでっーと机に顔を伏せる。