「くん、いらねぇし」

あっ くん付けしたらダメだったんだ…?

でも、無理だよっ!

アタシに先輩を呼び捨てなんて出来ないもん。

「はっ 恥ずかしいから くん付けじゃないと…無理だもん…」

そう言いながら先輩を見た。

本当に無理だから…!

「わっ 分かった…」

先輩は顔をそむけて言った。

分かってくれた…!
良かったぁ~


その後もアタシと先輩…じゃなくて拓哉くんは公園て話して帰った。

帰りも家まで送ってくれて…
あんなに緊張してたけどちょっとは慣れた感じ。